キャッチコピーは「走れ、牧童犬のごとく!」
趣味はスペインサッカー観戦と睡眠?!

< 第453回 > 2017年9月1日掲載


株式会社商船三井
ドライバルク営業本部 ドライバルク営業統括室
閻 帥 さん


 ――閻さんが所属しているドライバルク営業統括室のご紹介、PRをお願いします。


 2016年の組織改編によりドライバルク営業本部の下にドライバルク営業統括室が設置されました。以前はお客様の情報やマーケットの状況などは担当者や各営業部内だけでの共有にとどまっていたのですが、更なる情報共有を進めるための構造改革を行い、お客様ニーズにより細かくお応えできるようなサービスを提供していくべくドライバルク営業本部が発足しました。私が所属しているドライバルク営業統括室はドライバルク営業本部内の横串役を積極的に果たすとともに、ドライバルク営業の付加価値を高めるためのサポートをしております。直接ドライバルクの営業をするわけではないのですが、営業活動がスムーズに行えるよう潤滑油のような役割だと思っています。キャッチコピーは「走り回れ!牧童犬のように!!」です。私は主に海外の持分会社の管理をしております。ドライバルク営業統括室は現在9名所属しており、私たちは日々走り回っています。


 ――日本にはいつ来られたのですか?


 高校まで中国で過ごし、大学生になるときに日本に来ました。私の通っていた高校は海外の大学へ進学する人が多く、在学中もホームステイや交換留学が盛んに行われていました。高校1年生の時に日本人の高校生が我が家にホームステイにやってきて、そこから日本に興味を持つようになりました。それまではインターネットで得た情報でしか日本を知らなかったのですが、実際に同世代の日本人と交流を持つことで、日本への印象がかなり変わり興味が湧きました。経済力や教育力が優れている日本で、もっと日本について勉強したいと思ったことが日本の大学へ進学した理由です。


 ――そのまま日本で就職しようと思ったのは日本が大好きになったからですか?(笑)


 はい(笑)。大学院進学なども考えたのですが、せっかくなら企業に就職して国際的な仕事を経験してみたいと思ったからです。仕事を通じて学ぶこともたくさんありますし、もしこの先また何かの学問を勉強したい、大学院へ行きたいと思ったらまたその時に考えればいいかなと思いました。日本の企業は新卒、新入社員への教育がとても充実していて、「人を育てる」文化があります。他国ではどちらかというと経験者を即戦力として採用するケースが多いので、そういった面も日本で就職しようと思った理由の一つです。


 ――ご入社のきっかけについてお聞かせください。


 就職活動を始めた当初は海運業に焦点を絞っていたわけではありませんでした。留学生向けの交流会に参加したときに、たまたま商船三井のOBの方とお話しする機会があり、それで商船三井という会社を知りました。「人の三井」と言われるだけあって皆さんとても熱心に仕事のことや海運業界のこと、海外駐在時の体験談などをお話ししてくださりとても親近感がわきました。私は就職活動する中で「軸」としているものが二つあって、一つ目は「社会貢献が出来る事」、二つ目は「グローバルな仕事であること」です。海運の仕事はまさにピッタリですし、「人の三井」に惹かれたことが商船三井に入社した動機です。


 ――特に印象に残っている仕事はございますか?


 今年で入社四年目なので、これからもっともっと経験を積まなければいけないと思っています。普段はデスクワーク中心なので、船会社で働いているにもかかわらず訪船する機会が少ないことが残念です。少ない訪船経験の一つなのですが、中国政府の関係者をドック中のLNG船へ案内する機会がありました。造船所へ行き、LNG船のタンクの下まで降りて見学したのですが、そのスケールの大きさがとても印象に残っています。やはり本物の船を見ると日々の仕事へのモチベーションがあがりますし、チャレンジしていこうという気持ちになれます。


 ――今までにあった最大の失敗談は?


 ・・・寝坊です。実はアラームをセットするのを失敗したようで・・・。部署の方が何度も電話してくださったようなのですが、まったく気が付きませんでした。同僚が寮へ連絡を入れ事情を話し、状況を知った寮の方がドアを何度もドンドン叩いて「起きてください!!」と叫んでいたようなのですが・・・それでもまったく気が付きませんでした。完全に熟睡していました・・・。結局お昼近くに目が覚め、時計を見て血の気が引きました。それ以来、寝る前はアラームセットの確認は何度も入念にするようにしています(笑)。ただ、仕事が休みの土曜日はアラームをかけずに思う存分寝ます!幸せです・・・。12時間以上眠れます、本当に幸せです(笑)。


 ――趣味はございますか?


 サッカー観戦です。特にリーガ・エスパニョーラやサッカースペイン代表の試合観戦が趣味です。FCバルセロナのファンです。バルサの魅力は、ピッチ上で相手を圧倒する強さと美しさだけではなく、歴史や戦術や育成といった様々な観点に立つと、このクラブが掲げるスローガン「més que un club(単なるクラブ以上の存在)」の意味がよくわかると思います。また。黄金期のバルセロナを母体として築き上げられたスペイン国代表も好きですね。そういえば、去年フランスでUEFA EURO 2016が開催されましたが、私も現場でスペイン vs イタリアの試合を観戦しました。0:2で敗れて悔しかったです。


 ――座右の銘はございますか?


 映画「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのセリフで「Tomorrow is another day.」です。 直訳すると「明日は別の日」ですが、とてもポジティブな言葉だと思います。明日は今日とはまったく違う日なのだから、何とかなるだろう。今日失敗しても、明日はきっとなんとかなる、だから前向きにがんばろう!という気持ちになれます。


 ――夢や目標はございますか?


 もし将来家族ができたら、仕事も家庭もきちんと両立したいと思っています。中国では共働きが当たり前なので、私も母のようになりたいと思っています。海運業は男性社会というイメージが強いと思いますが、商船三井では子育てしながら活躍されている先輩方がたくさんいらっしゃるので、いつか私もそうなりたいと思っています。


 ――これから日本で活躍していきたいと考えているみなさんへメッセージをお願いします。


 入社当初は、私が中国籍なので中国に関わるプロジェクトを担当するのかなと思っていました。しかし実際は中国とはむしろ関係のない仕事を任せてもらうことが多く、とてもいい経験となっています。本当の意味でのグローバルとは、言語や国籍にとらわれることなくどんな仕事でも任せてもらえることなのではないかと思っています。文化や国籍、言語はその人の「個性」や「基礎」でありそのことだけを自分の強みとするのではなく、また自分の可能性を限定することなく、どんな仕事でも楽しんでチャレンジしてほしいです。


 
【プロフィール】

 (えん・すい)
2014年4月:株式会社商船三井 入社
2014年4月~2016年5月:海洋・LNGプロジェクト部
2016年6月~現在:ドライバルク営業本部 ドライバルク営業統括室

株式会社商船三井 (http://www.mol.co.jp/)


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