船内プリンター・PCの設置保守ならおまかせください!
スチームクリーナーでの掃除がマイブーム

< 第466回 > Mon Oct 01 17:13:00 JST 2018掲載


海力株式会社
代表取締役社長
髙橋 孝博 氏


――海力株式会社のご紹介、PRをお願いします。


 創業当時はプリンター用のインク開発・販売を行っていました。どのメーカーにも対応するインク販売をアジア各国で展開している企業の日本総代理店として事業がスタートしました。その後、オフィス向けのプリンターサービスを軸に、印刷コスト削減のご提案、保守サービス、社内ネットワーク管理など事業展開してきました。たまたま前職が船舶管理会社という社員が、同様のサービスを船舶用に展開したら良いとの提案をし、船舶管理会社様にその考えをご提案したところ、とても興味を持っていただきました。プリンターだけでなく船舶のIT環境構築のためのご要望にお応えしていくうちに、船舶向けのサービスの比率が大きくなっていき、現在では船内ネットワークの構築、海上用ブロードバンドの導入、船舶管理システムソフトの提供など、船舶向けに特化したサービスを主に事業を展開しております。


――船舶向けサービスを始めた当初のご苦労などございましたか?


 それまでオフィス向けのサービスが中心でしたので、船舶向けサービスの前例もなく納品のすべを全く知らなかったので手探り状態でした。毎日が無我夢中で、失敗もたくさんあり、ご指摘を受けては改善改良しました。試行錯誤を繰り返したくさん学びながらどうしたらお客様に喜んでいただけるか、満足していただけるかをいつも考えていました。今でもその気持ちに変わりはなく、お客様の声一つ一つを大切に、世界中の船舶から信頼されるサービスを常に提供していきたいと思っています。


――特に印象に残っている仕事はございますか?


 船陸通信用のソフトウェアを通信プロバイダがインストールし設定まで終えたPC本体を納入するために訪船した時の話なのですが、実際のところ本船が必要としている設定ではなく、一からやり直しになったことがありました。私たちが設定を行ったものではなかったのですが、直せる人がいなかったため、私たちがプロバイダの問い合わせ先を調べたり、必要な部品を手配しなければなりませんでした。しかし夜中の訪船作業だったので日本の窓口は時間外で対応しておらず途方に暮れる中、それでも朝には本船は出航しなければならないので、日が昇るまでの限られた時間との闘いでした。私たちの作業の遅れで出航が遅れてしまうなんてことは絶対にあってはならないと思い、とにかく必死でした。なんとか海外の拠点へ問い合わせをして、本船が必要とする設定を明け方までに終わらせることができたときは心の底からホッとしました。船長も「無事に終わってよかった、ありがとう」と喜んでくださり、無事にPCを納入できたことは今でも思い出に残っています。トラブルや苦労があっても、お客様の喜ぶ姿を拝見できるのはとても幸せなことだと思っています。


――今までにあった人生最大のピンチはございますか?


 小学6年の時に父が突然他界してしまったことです。本当に突然でした。そこからいろんなことが大きく変わったと思います。いつも一緒にいた人が突然いなくなってしまう恐怖や、これから先の不安に押しつぶされそうになる弱さなどこれまで経験したことのない感情が次々と襲ってくるのです。それでも家族を守らなければならない、強くならなければならないと思い、若いころはがむしゃらに「強さ」にこだわっていた気がします。15歳でキックボクシングを始めたのも「強く思われたい、強く見せたい」という思いが先行したのかもしれません。「強さ」は決して力が強いことではなく、人のためになる行動ができることだと後に気づかされました。


――趣味やマイブーム、健康法についてお聞かせください。


 掃除です。高圧スチームクリーナーがマイブームで、汚れが落ちるのを見ていると心もきれいになった感じがします。ベランダの汚れもすっきりきれいに落ちます。お風呂掃除もはずせるパーツはすべて外して、汚れやにおいの根源となるものを根こそぎ掃除します。ピカピカが好きです(笑)。健康法は、キックボクシングをやっていたので、ランニングなどのちょっとしたトレーニングを続けています。トレーニングのあとは高たんぱくの食事をとるようにし、体脂肪率12~13%をキープしています。


――休日はどのようにお過ごしですか?


 「感動するもの」に触れるようにしています。映画やミュージカルなど「心が揺れる何か」に触れるようにしています。以前「シルクドソレイユ」の公演を観に行ったのですが、人間はこんな動きができるのか?!と終始魅せられました。また「ライオン・キング」を見てから劇団四季のファンになり、先日は「CATS」を観に行きました。映画ですと少し前の作品になるのですが「ペイ・フォワード」がとても心に残っています。自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すという内容なのですが、ラストシーンのろうそくの火をともす人々が静かに集まるシーンは忘れられません。


――座右の銘はございますか?


 「痛みなくして成長なし」です。物事が変化するときには痛みを伴うことはよくあります。挑戦することを恐れず、ピンチも最大のチャンスと思い前向きに捉えるようにしていきたいと思っています。


――夢や目標についてお聞かせください。


 人に喜んでいただける仕事をしたいと思っています。社員の誰が対応してもお客様が安心しそして信頼していただけるような会社にしたいと思っています。「For You」の精神を忘れずに、今風に言うとFacebookでひとつの「いいね!」を頂けるような思いで仕事をする、仕事の一つ一つにひと手間を惜しんではいけないと皆に言っています。お客様が喜びそして感動するような仕事をしていきたいと思っています。


――髙橋社長の「お気に入りの一皿」は何ですか?


 江戸川区篠崎にある「らーめん勝」のラーメンです。6席ほどのカウンターのみのこぢんまりとしたお店なのですが、メニューにご飯や餃子、ビールなどのサイドメニューがない、ラーメンと味噌ラーメンのみの職人的なラーメン屋さんです。ごくシンプルなラーメンはさっぱり系が好みの私の大好物です。夜のみの営業でいつも行列ができ混んでいますが、職人の作るラーメンを食べる店内はどこか神聖化された雰囲気があり、店主はラーメンを作ることに集中し、客は食べることに集中するという独特の空気が流れています。それだけ絶品なラーメンです。古い店舗であるにもかかわらず、店内は丁寧に掃除されており、店主のラーメンを作る所作も美しくステキだと感じてしまいます(笑)。


――心に残る絶景のエピソードをお聞かせください。


 年に1~2度訪れる、ギリシャの風景が印象に残っています。どの風景を切り取っても素敵なのですが、白い建物の街並みと真青な大空とのコントラストが日本にはない風景なので訪れるたびに感動します。グリファダからピレウスへ向かう海沿いの風景も好きです。ピレウスの古き良きヨーロッパの港町を思い起こす町並みもいいですね。



【プロフィール】

(たかはし・こうはく)

1993年 4月  建設会社入社 横浜営業所配属
1998年 7月  同社事業本部長室秘書課転属
2000年12月 同社退社
2001年 1月  沖縄へ単身転居
                  デイトレーダーとして活動
2003年 1月  飲食店運営会社入社 
2005年12月 同社退社
2006年 4月  レストラン開業
2012年 4月  7店舗のレストランやラウンジを運営していた会社を売却
2013年 9月  海力株式会社入社 (前社名(株)Hun’sコーポレーション)
現在に至る

■海力株式会社 (http://kairiki-ships.com/)


記事一覧に戻る