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【マリンネット探訪 第36回】
アジアの心を持つP&Iクラブとして
堅実で誠実な対応でサステイナブルに成長する
<
第550回
>2024年08月05日掲載
スティームシップ ミューチュアル
アンダーライティング アソシエーション リミテッド
日本における代表者
荒金 弘二 氏
――1909年の創業以来、110年以上に亘り船主責任保険を提供する、スティームシップ ミューチュアル アンダーライティング アソシエーション リミテッド(以下、スティームシップ)の日本における代表 荒金 弘二様です。スティームシップの概要・特色について、ご紹介をお願いいたします。
スティームシップ は、国際 P&I クラブ グループ(IG) を構成する 12 クラブの一つで、ロンドンに本部を置いています。収入保険料ベースではIG の中で 3 番目に大きく、費用対効果の高いサステイナブルな経営を通じて、非常に安定した財務基盤とレジリエンスを強みとしています。また、メンバー様についても、量だけを追求するのではなく、質を求める価値観や目的意識を常に留意し、着実な成長を図っていく方針です。今年5月に発表された年次決算は、当クラブが優れた財務体力と安定性を維持し、メンバーの皆様に質の高いサービスを提供し続けることにより、着実な成長を遂げていることを示しています。当クラブはアジア、インド亜大陸、中東で強い存在感を示しており、この地域は加入トン数ベースで当クラブの世界ポートフォリオ全体の44%を占めています。スティームシップ のボードメンバーでもあるIsland Navigation (香港) の Alan Tung 氏は「このクラブはアジアの心を持ったクラブであり、アジア人が心地よく過ごせるクラブである。」と述べています。スティームシップ (バミューダ) 会長の Doris Magsaysay Ho 氏は、日本の市場や日本の船主の皆様とも深い関係を持っており、ほぼ毎月日本を訪れるほど日本を大切にしています。
当クラブのスタッフ数は世界中で約 200 人と最大規模のクラブと比べると比較的少人数ですが、シンガポール、香港、東京に拠点を置き、アジアを含むグローバルの緊密なネットワークを活用できる体制となっています。豊富な経験と知識を備えた強力なチームを抱え、特に各クラブの中でもトップクラスの弁護士チームを有していると自負しています。優秀な人材を求め競争が激化している中で、当クラブは常に優秀な人材の確保と育成にも熱心に取り組んでいます。
――コロナ禍、戦争、サイバー攻撃など、昨今はリスクが多様化しています。御社サービスの強みについてお聞かせください。
スティームシップのビジョンは、海運業界で最も信頼され評価される P&I クラブになることであり、前述のとおり、安定した財務基盤で持続的かつ価値ある成長を達成することを目指しています。当クラブの主な特徴は、船体保険の引き受けは行っておらず、優れた P&I 商品の提供に注力していることです。それに加えて、FDD、戦争、K&R(誘拐と身代金)、その他の非標準的なカバーを含むさまざまな付随的リスクからメンバーの皆様をお守りする方法も検討しています。近年、先行きが不透明な中、当クラブは卓越したサービスを提供するという理念の一環として、メンバーの皆様向けに革新的で柔軟な補償ソリューションを提供してきました。
――2017年に日本での営業を開始されて約7年が経ちます。近年の日本マーケットのニーズの変化と御社のこれまでの日本マーケットでの歩み、また今後の展開についてお聞かせください。
2017年12月に日本支店を開設ましたが、その後はコロナ禍で営業活動が困難な状況が続きました。コロナ禍以降すぐに事業活動を再開し、日本でもスティームシップの認知度がはるかに高まってきていると感じています。現在はその次のステージに入るべき段階にきていますので、当クラブへの加入をより強力にお勧めし、加入を通じてより多くの人に具体的なサービスを知っていただき、より質の高いサービスを日本の皆様にお届けしていきたいと考えています。現在、国内チームは5名ですが、引き続き人材の増強に積極的に取り組んでいるところです。
――これまでのご経歴についてご紹介をお願いします。
大分県別府市出身で、高校生まで別府で過ごしました。子供の頃、別府湾に優雅な姿を浮かべる日本丸を見て「これに乗るんだ!」と思い、小学校の卒業文集に書いた将来の夢は「船長」でした。そして大学は東京商船大学(現:東京海洋大学)に進みました。
――高校は大分県屈指の進学校、大分上野丘高校と伺っております。大学に入ってから進路を決めるという選択もあったと思いますが、そうしなかったのですか?
ええ、とにかく早く船に乗りたいという強い思いがありました。大学では晴れて海技士の免許を取ることができ、さらに卒業時の乗船実習では日本丸にも乗船できましたので、子供の頃からの夢を現実にすることができました。
大学卒業後はご縁あって東京海上火災保険(当時)に入社し、船舶保険営業部に配属となりました。同社では国内船主担当や海外船舶保険の引き受けなどに従事していました。また、2012年には東京海上ホールディングスに入社し、主に国内グループ会社の管理を担当する部署に勤務しました。管理部門の業務は、その後のキャリアにも活かされる良い経験でした。2013年にはイタリア最大手の保険会社ゼネラリ保険(Assicurazioni Generali S.p.A.、本社:トリエステ)に入社することになり、2016年に同社日本代表に就任しました。ゼネラリ保険では損害保険全般を取り扱っていたため、一旦海運と距離を置くことになりましたが、ご縁あって2020年1月のちょうどコロナ禍前のタイミングにスティームシップで働くことになりました。
――休日の過ごし方について教えてください。
高校生の頃からテニスや茶道が好きで、現在も妻と休日に楽しんでいます。茶道に関しては、高校生の頃から興味がありましたが、本格的に始めたのは大学生の時です。当時英語の先生が茶道部の顧問をしており、入部を強く勧められました。美しい茶器にも惹かれ、自分で作ったり好きな器を集めたりもしています。
――人生の転機についてお聞かせください。
子供の頃に地元別府湾で初めて日本丸を見たことです。小学校低学年くらいだったと記憶していますが、強烈に印象に残っています。その後の私の人生を大きく動かした出来事でもあります。
――「座右の銘」についてご紹介をお願いいたします。
ありきたりですが、「誠実であること」です。保険業界に長く身を置いていることもあり、形のない商品を売る上で最も大切なのが「人」であると考えています。自分に誠実であることは他の人に対しての誠実にも繋がると思いますので、誠実さを私なりに大切にしています。
――最近感動したできごと、または夢や目標について教えてください。
やや趣は異なりますが、印象に残っている本を2冊紹介したいと思います。1冊目はMatthew Campbell, Kit Chellel 著の「Dead in the Water」(洋書)です。2011年に実際に起こった海賊によるタンカー乗っ取り事件を題材にした本です。まだ決着しておらず、非常に読みごたえのある本です。2冊目はTim Marshall著の「Prisoners of Geography(和名:恐怖の地政学)」です。この本は先日のボードミーティングの際にCEOの奥様に紹介していただきました。
ウクライナやイラン、中国など、昨今の国際情勢を理解する上で必要とされる地理的要因について、分かりやすく書かれています。読書は元々好きで、年間200~300冊読むこともあります。
夢や目標は、国内外の思い出の土地に再訪することです。東京海上時代や前職の時、国内外の様々な地域に行きましたが、印象に残っている場所は、是非妻と一緒に訪れたいです。国内ではお茶菓子の美味しい金沢や松江、そのほかにもまだ行ったことのない東北地方の日本海側にも足を運びたいです。海外の再訪したい場所はたくさんありますが、スコットランドのエディンバラ、プライベートで妻と何度か訪れているオーストリアのザルツカンマーグートもまたゆっくりと訪れたい場所です。
――思い出に残っている「一皿」についてお聞かせください。
学生時代からお世話になっている日本橋「うさぎや」の和菓子です。現在は点(た)てるより飲むことが専門ですが、お気に入りの器で味わうお茶とお茶菓子は最高です。
――心に残る「絶景」について教えてください。
人生の転機でも申し上げましたが、子供の頃からの念願が叶って乗船した日本丸から見た景色です。今でも当時の光景が脳裏に焼き付いています。
また絶景とは異なりますが、東京海上勤務時代の1990年にロンドンへ長期派遣で行った時、沈没したタイタニック号の残骸が発見されたのですが、ロンドンでの受け入れ先がタイタニック号の保険を引受けていました。研修中、担当のアンダーライターに1912年当時の事故記録書と保険引受書の実物を見せてもらいましたが、時代を越えて大変貴重なものを目にすることができました。
【プロフィール】
荒金 弘二(あらがね こうじ)
大分県別府市出身
1975年
東京商船大学 卒業
1975年11月 東京海上火災保険株式会社 入社
2012年 7月
東京海上ホールディングス 入社
2013年12月
Assicurazioni Generali S.p.A.日本支社 入社
2016年 3月
同社日本代表 就任
2020年 1月
スティームシップ ミューチュアル アンダーライティング アソシエーション リミテッド 入社
2020年 2月より現職
■スティームシップ ミューチュアル アンダーライティング アソシエーション リミテッド(
https://www.steamshipmutual.com/
)
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